青春を山へ

登山記録と過去の登山を日記風に綴っていきたいと思います。

十二ヶ岳

前日の天候が悪いのでもしかしたら厳しいかもしれないと思いながら西湖にある十二ヶ岳へ

高速道路を下りたら河口湖は雪景色

ここまで積もっているか...と思いながらも目的地の駐車場へ

登山をするには早すぎるので少し仮眠をして5時に出発する


雪山装備...と思いながらも今日は気温も高くなる予報


鎖場が多いからと言っても森林限界を越えない

山だからまあ大丈夫だろうと

車には全て用意しているのに何も持たずに出発する

(これが大間違い)



まだ夜明け前

除雪車が何台も出動している






新雪でルートが不明瞭...

何度も道を間違えヤマレコの警告アラームが鳴る

真っ暗闇の新雪ではルートを頭に入れていても分かりにくい


途中で陸軍海軍と書いてるお墓と慰霊碑があった





そして雪の多さに戸惑いながらもまずは毛無山までは行こうと進めあっという間に登頂





このままここで引き返すのがベストな選択なのに私は前に進んでしまった


今日は出発する時から雪山装備を持つのを面倒だと思い何度も道迷いをしている

明らかにいつもと違う自分なのに


ここで引き返したら困難な事を避けて

生きていく人間になってしまうと

精神的な問題へのすり替えになってしまい

結局私は進むことに


毛無山から十二ヶ岳は小ピークを何度も越すので

アップダウンが激しい

時には十メートルはあるであろう崖みたいな所を下りたりする

普段の夏山なら何ら問題はないが今回は雪山と変貌しているため

全ての鎖とロープが凍結していて強く握ってもツルツルと滑り危ない



ここ完全にロープが必要な場所だよなと、思いながらよく確認すると雪でロープが埋まってる始末...


これはいよいよ危ないぞと思いながらももうここまで来てしまったら引き返すことは出来ない


ピッケルアイゼンさえあればまた違ったのにと思いながらも前に進む


鎖よりもロープの方が凍結してても握れるので何とかきたがまさかの鎖しかないところが

両端はキレたってる崖


正直焦りだしてる自分がいる


落ち着けと何度も自分に言い聞かせとにかく冷静に行動する


鎖とロープがダメでも木の枝があるので

抜けたら終わりだがそれを頼りに何とか進むことに




何とか核心部の吊橋に


これも全てが凍結してて滑るが


これよりもこの先の登りの方がハラハラする


そして何とかエスケープの分岐まで来たので迷わず下山することに


だが下山も途中までは崖を下りるようなもので危険エリアのため集中力を維持する


しかし確実に安全地帯に近づくにつれて安堵していく




昔常駐隊の時に先輩から使う使わない関係なく雪山にはロープを懸垂下降出来る装備は持っていけと言われていたのを思い出す

ああ本当にその通りだと思いながら反省する


あとは無事に登山口まで戻り西湖を眺め駐車場に到着



今回は反省する事がたくさんあります。



人よりも体力も筋力もあり経験もあると

それが裏返しの結果だと今回は本当に反省して

次回の登山に取り組みたいです