青春を山へ

登山記録と過去の登山を日記風に綴っていきたいと思います。

越沢バットレス

十二ヶ岳から帰ってきてからは奥多摩を中心に

色々と登ってました



身体作りも順調で当初の筋肉痛でツラかったのも徐々になくなりつつあります





そして先日は越沢バットレスにクライミングをしてきました。やはり普段から高所にいるわけではないのでこれも頻繁に行かないと慣れたりすることは出来ないですね

ただ忘れてしまっていた高揚感も思い出しロープワークやガチャ類の装備についても改めて知識を上書きすることが出来て有意義な時間でした




5月は一般登山路で高度がある二子山の上級コース


両神山の連続鎖場で有名な八丁峠コース


前は毎年トレーニングで行っていた表妙義縦走


とゴールデンウィークもあるのでこれらに行って高度に慣れてきたいと思います


時間があれば北アにも行きたいですが...


6月からは沢登り三昧なのでしっかりと登れる身体を作って行きたいと思います




ところで崩落してる道を進むのはちょっと一番緊張するかもですね


十二ヶ岳

前日の天候が悪いのでもしかしたら厳しいかもしれないと思いながら西湖にある十二ヶ岳へ

高速道路を下りたら河口湖は雪景色

ここまで積もっているか...と思いながらも目的地の駐車場へ

登山をするには早すぎるので少し仮眠をして5時に出発する


雪山装備...と思いながらも今日は気温も高くなる予報


鎖場が多いからと言っても森林限界を越えない

山だからまあ大丈夫だろうと

車には全て用意しているのに何も持たずに出発する

(これが大間違い)



まだ夜明け前

除雪車が何台も出動している






新雪でルートが不明瞭...

何度も道を間違えヤマレコの警告アラームが鳴る

真っ暗闇の新雪ではルートを頭に入れていても分かりにくい


途中で陸軍海軍と書いてるお墓と慰霊碑があった





そして雪の多さに戸惑いながらもまずは毛無山までは行こうと進めあっという間に登頂





このままここで引き返すのがベストな選択なのに私は前に進んでしまった


今日は出発する時から雪山装備を持つのを面倒だと思い何度も道迷いをしている

明らかにいつもと違う自分なのに


ここで引き返したら困難な事を避けて

生きていく人間になってしまうと

精神的な問題へのすり替えになってしまい

結局私は進むことに


毛無山から十二ヶ岳は小ピークを何度も越すので

アップダウンが激しい

時には十メートルはあるであろう崖みたいな所を下りたりする

普段の夏山なら何ら問題はないが今回は雪山と変貌しているため

全ての鎖とロープが凍結していて強く握ってもツルツルと滑り危ない



ここ完全にロープが必要な場所だよなと、思いながらよく確認すると雪でロープが埋まってる始末...


これはいよいよ危ないぞと思いながらももうここまで来てしまったら引き返すことは出来ない


ピッケルアイゼンさえあればまた違ったのにと思いながらも前に進む


鎖よりもロープの方が凍結してても握れるので何とかきたがまさかの鎖しかないところが

両端はキレたってる崖


正直焦りだしてる自分がいる


落ち着けと何度も自分に言い聞かせとにかく冷静に行動する


鎖とロープがダメでも木の枝があるので

抜けたら終わりだがそれを頼りに何とか進むことに




何とか核心部の吊橋に


これも全てが凍結してて滑るが


これよりもこの先の登りの方がハラハラする


そして何とかエスケープの分岐まで来たので迷わず下山することに


だが下山も途中までは崖を下りるようなもので危険エリアのため集中力を維持する


しかし確実に安全地帯に近づくにつれて安堵していく




昔常駐隊の時に先輩から使う使わない関係なく雪山にはロープを懸垂下降出来る装備は持っていけと言われていたのを思い出す

ああ本当にその通りだと思いながら反省する


あとは無事に登山口まで戻り西湖を眺め駐車場に到着



今回は反省する事がたくさんあります。



人よりも体力も筋力もあり経験もあると

それが裏返しの結果だと今回は本当に反省して

次回の登山に取り組みたいです

丹沢トレ

こないだは日曜に丹沢に行きやはり人の多さに戸惑う

挨拶を交わすのは気持ちの良い物ですが自分のペースで歩けないのはちょっと厳しい...

しかしこれも修業のうちとあえて日曜に決行したわけだがやはり自分のペースで出来れば人と会わないような日に山登りをしたいと思い仕事をどうにか調整して平日に1泊2日で丹沢に向かうことに

2日間とも山に使うか一日はゆっくりするかプランを練ります。まだ日曜から三日も経ってないので疲労と筋肉痛はまだピーク...(じゃあなぜ来た?は置いといて)

とりあえず1日目は準備もあるので休養して2日目に登るこ

にしました

って事で来たのがブナの湯という温泉

ここには約10年前に訪れていて変わらずあることそして年月に何か感慨深い...

開店同時に行ったのでしばらくは貸切風呂でゆっくりと満喫することが出来た



そして出てからは登山口の駐車場に向かう

途中スーパーにより食材も買い込む


この2日間はどちらも雨予報だったので

駐車場について無人なのは想定内...



雨の音をBgmに普段から読みたかった本を読んだりダウンロードしてきた映画を見たりして(ストレッチしながら)

静かな時間を過ごす


ここは電波が届かないのでデジタルデトックスにもなる



あっという間に時間は過ぎて冷たくなってしまったが夕飯用に買ったお弁当を食べる

ヒレカツ弁当をつまみにお酒も一緒に流し込む

車中泊の醍醐味はやはりここにある





あっという間に平らげてしまい時刻は夜の8時

明日は早いので早めに就寝


3時に起きてコーヒーを入れて準備をする


4時過ぎに出発


外は真っ暗闇


想像すると怖いので何も考えずただ目的地に意識を向けて歩く

歩き始めから中々の急登なのでしんどいが止まると恐怖に負けそうになるのでとにかく休まずに延々と歩き続ける


3時間も歩くと暗闇が明けて朝を迎える


それだけで幸せになれる


やっと一呼吸出来るのでザックをおろして

水分補給と行動食を取る




雨も終始降り続いたので体力をかなり削られた


手袋を持ってきてなかったので塔の岳からの尾根は風にも煽られ手が冷たすぎた



それでもエスケープは使わずとにかく計画通りに事を進める




幾つものピークを越えて鎖場を越え


ぐんぐんと前に進む





途中木道がアイスバーンになっていてヒヤリとする



それでも歩き続けようやく折り返し地点にたどり着く

ここまでで寒さのせいで相当体力を消耗

でもここまで来てしまったら途中で辞めることは出来ないので行動食を取り駐車場まで踏ん張る







そしてこの看板の先は地図を見たときから予想はしていたけどあまりにも急登で心が折れそうになる

正直ほんと疲れてしまった




それでもようやく駐車場までたどり着き無事にトレーニングを終える




今回はかなり疲れてしまったけど登山のヒヤリハットとか段取りとか

忘れてしまってた事への気付きだったり今回の山行はとても良い経験になりました


何より寒かったけど誰とも会わず山を貸切で歩けたのは最高に贅沢な一日でした




まだまだトレーニングの山登りは続きます


一日一歩

確かな一歩

歩んで行きます