青春を山へ

登山記録と過去の登山を日記風に綴っていきたいと思います。

年末年始八ヶ岳合宿 3 Kの場合

冬期小屋で、一夜を明けて早朝、天気にも恵まれ気持ちいいスタート。


まずは、硫黄岳へ、やはり風が凄い!

横からの吹き付けで何度かもっていかれそうになりながら、山頂に到着しましたが、さらに風が強く、写真を撮ってすぐに横岳へ。横岳まで高度感のあるハシゴや鎖場があり、なかなかドキドキしました。

横岳に着き、そこから、いよいよ赤岳天望荘へスタート。


すぐに道も危険になってきたので、ザイルを出すことに、しかし、管理人とザイルの使用方法で意見が割れ、長時間その場に留まりタイムロスしてしまい、急いで向かうことに。

ここからもっとハラハラするような鎖場や横歩きしかできないような道が増えていきました。

そんな中天気も崩れはじめ、より急いで進んでいきました。

やっと、天望荘に着いた頃には、吹雪になっていました。

ここまで、ハラハラドキドキの道中と初めての雪山縦走で、しかも、大晦日に天望荘に居れたことにとても嬉しく思い。夕飯まで管理人とストーブを囲み、ビールで乾杯し、今年の話や来年やりたいことを話、暖まりました。


この日は、大晦日。自分たちと同じく年末年始を天望荘で過ごす人達がとんでもない人数でした!寝床も肩が付くほどパンパンになっており、とても、賑わっていました。


やっと、夕飯になり、ごちそうで、テンションも上がり、なんと振舞い酒でワインと日本酒が飲み放題!

生ハムももてなされ、さらにテンションが上がりました。


そんな雰囲気とお酒の力もあり、同じテーブルの人達とも盛り上がり、なんと、そこで1日目にお世話になった八ヶ岳山荘の社長が乾杯の挨拶、大変盛り上がり、ジャンケン大会がはじまりました。同じテーブルの人達は、ドンドン景品をもらっていくのに、自分と管理人だけジャンケンに勝てず、最後の一回でやっと勝て、マムートのステッカーを貰えました!

その頃には、酔いもいい感じになっており、気持ちよく就寝しました。



年を明け、元旦、早朝4時頃に起床し外の様子を見ると、吹雪!


小屋の朝食の時間となり、山小屋にも関わらず、お節料理がもてなされ、お正月を堪能させてもらったあと、

もう一度、外の様子を、確認しましたが、まだ、風が強く、何度か山頂へ向け外に出たりしましたが、風の強さで中に一時戻り、アタックのタイミングを図ってましたが、初日の出は、見れませんでした。

管理人とタイミングを図って強風の中、アタック開始!

急登と風で飛ばされそうになりながら、なんとか赤岳頂上に到着!

年始早々、山のピークを踏めることに喜び。

下りがはじまりました。行者小屋で軽く休憩をとり、いざ、八ヶ岳山荘へ。


12時頃に八ヶ岳山荘に到着し、山荘のお風呂に入り、さっぱりして昼食にしました。


明日は、とうとう、雪山はじめてのバリエーション!

しかし、食料が底をつき、買い出ししないといけないが、近くのコンビニエンスストアまで、片道12キロ以上ある。しかし、時間もまだ、夜まであるので、管理人と歩いてコンビニエンスストアへ向かうことにしました。向かう前に八ヶ岳山荘の社長にこの話を伝えたとき、休憩室利用と夕飯まで特別価格で用意してくれると、嬉しいご提案が!山小屋といえば割高が当たり前にも関わらず、とてもビックリしました。大感謝です。

その夕飯を楽しみにコンビニエンスストアまで、サンダルで向かいました。

行きは日が明るく、歩きやすかったですが、帰り道やはり、八ヶ岳。冷え込みと今日の赤岳頂上からの疲れがでてきて脚が重く、やっとの思いで、山荘に到着したのが、6時近くに。。。

しかし、暖かいストーブが待っており、社長の計らいで、そのストーブにダッチオーブンの料理。身も心も暖まりました。満足して管理人と晩酌をして、次の日に備えルート確認をして就寝しました。


明くる日、今回最難関、阿弥陀岳北陵バリエーションにトライ!

朝から、社長とスタッフの方に登山口まで、わざわざ送ってもらい、社長らには、行者小屋で一泊して帰ると伝え、見送られました。まずは、立場山目指してスタート。直登で、短時間で距離と高度を稼げ、あっという間に山頂へ。途中休憩で朝ご飯を食べたので、まだまだ、元気!


阿弥陀岳取りつきまで、短めの縦走でしたが、天気も良く、景色を眺めながら、進んでいきました。


ここからが、本番。阿弥陀岳取りつきに着き、管理人と気合を入れ直し、p1.p2を通過、さすがバリエーションって感じだが、雪も少なく難なく通過、しかし、p3に取りかかると三点確保し、しっかりザイルも結びかなりの緊張感で、登りました。管理人にトップで確保してもらいながら、必死になりながら、p4に取りつき、やっとの思いで、山頂到着!!

この合宿一番の緊張感と達成感でした。

ハイタッチを交わし、すぐさま、下りに取りかかりました。


ここが、毎年滑落事故が多発してる下りで、注意しながら、下っていきました。途中滑落停止の訓練を管理人に教えてもらいながら、下って行くと行者小屋に到着時間が、4時過ぎ?阿弥陀山頂に着いた時間が遅かったので、急いで下ってました。管理人と話し合い、このまま八ヶ岳山荘まで、行こうと決め、また、急いで向かうことに。


やっと、山荘に着いた頃には暗くなっており、社長も次の日にくると伝えてたのでビックリしてました。

そんな社長がまた、気を使って頂いてまた、夕飯まで用意してくれました。

またまた、大感謝!

大満足の今回の合宿は、この八ヶ岳山荘の社長なしでは、成し得ませんでした。ありがとうございました‼


また、次の年末年始は来たいと思います。


管理人とそんなこんな回想や目標を話して、帰り道に武田神社や温泉に寄り、帰路につきました。

とても、充実した。合宿となりました。