青春を山へ

登山記録と過去の登山を日記風に綴っていきたいと思います。

2014立山三山縦走テント泊 完結編

雷鳥沢キャンプ場から出発して、まず僕らは小屋の人に注意される。


そこ歩かないで!竹竿に沿って歩いて!。


ここでようやく竹竿が何故突き刺さってるのかを知る。今日は立山三山を縦走するので昨日来た道を一度戻る事になる。


シリ滑りをして着いたキャンプ場。いきなり長い坂道を、しかも雪道でとてもじゃないがしんどい出発となる。



今回のルートは雄山~大汝山~真砂岳~別山~というルートを行くことに。


まずは、一ノ越まで歩くが雪が凄い。日が出てぬかるんでいるので思うように歩けず体力を消耗する。


一ノ越から雄山までは、富士山のような岩登りになる。




風が強く雲が勢いよく流れてる。少し長いなあ~と思いながらも山頂に到着する。



雄山の山頂には、神社があり巫女さんが居るのに驚く!この人達どこで寝てるのか気になる(笑)


とりあえずの雄山登頂に乾杯する!




この時までは余裕だった。2人仲良く楽しい登山をしていた。がしかし長い道のりがこの後二人に襲い掛かる(笑)


次の大汝山に向かう。ここの小屋は、春を背負っての舞台になった小屋である。






ここから先のルートがイマイチわかりずらく僕らは自分達の現在地を把握出来ないでいた。そのためあと何分歩けば到着するとかの予測が出来ず、長い稜線を歩く。予測出来ない道のりは、精神的にまいる。


僕らがキャンプ場を出る前に小屋の人から去年雪崩で数名の人が亡くなったのを聞き、そこまでは行かない方が良いかもと言われていたのが気がかりで僕らは途中のエスケープルートを辿ろうとしていたのだ。


結局わからず稜線を歩き続ける。



そして、いつかは経験を積んで行きたいと思っていた憧れの劔岳を初めて拝む




真砂岳~別山を経由して僕らが降りようと考えた最終の劔御前小屋に到着する。



ここからは、ひたすら下り。下りたすぐ先にキャンプ場なのであともうすこしだが、所々に雪があり道に迷う。


僕らは、シリ滑りをしながら楽に?下りていく。




そしてようやくキャンプ場に到着。




疲れ果てた帰還であったが、やり遂げた達成感はとても心地良く近くにある小屋の温泉に入る事にする。


楽しみにしていた山の温泉。がしかし湯の温度は源泉から直接引き上げているため温度調節は各自でという紙が張り出されている。


知らずに足をいれ悲鳴を上げたのは言うまでもなく僕は素っ裸でうずくまる(笑)


そして寒い(笑)





この小屋の温泉は半露天風呂で立山を一望出来るが、僕らも一望されてしまうほど散策路から近い(笑)




水を大量にいれるが熱いのと待っている寒さで少しだけ入ってすぐに出る。


小屋で生ビールを飲み、僕らが通ったルートを確認する。




キャンプ場に戻り夕飯を食べ就寝。


初日から近くにいたカメラマンのお兄さんと仲良くなり世間話をする。

初めて会った人にお気をつけて~と見送られる事に感銘を受けたのは、この時が初めてで何か心が暖まるのを覚えた。


登山中のすれ違いに挨拶を交わすのは、社交辞令?的なニュアンスが強いと思っていたのでお気をつけてがとても新鮮に感じた。



僕らは、少しキャンプ場でのんびりと過ごし帰りにみくりが池温泉という小屋に寄り温泉に入る。ここの湯は少し高めだが普通に入れるのでやっとゆっくりとリラックスが出来る。




温泉を出た後は、ゆっくりとコーヒーを飲む。なかなか味わえない時間と空間。帰るのが名残惜しいがその時間はやってくる。




そして駅に戻り途中のマタギ亭に寄り鍋を食べて今回の山旅を終える。