青春を山へ

登山記録と過去の登山を日記風に綴っていきたいと思います。

残雪会津駒ヶ岳~敗退~2012

これは、赤城山などの山登りを終えてGWという連休がある時期だったので次のステップアップ山行として中級レベルである福島県の会津駒ヶ岳に知人と行く計画を立てました。


僕が何より魅力的に感じたのはガイドブックに載っているこの景色。



中門岳というこのピークでランチなんかしたいなって軽く考えてました...。


5月であるからガイドブックにも残雪期とありましたが東京の5月は、もはや初夏であり、残雪と言っても歩道の脇にあるような雪だろうと思い当時の山にたいする認識不足は今思えば深刻です。 


前日の夜に近くまで車で行き車中泊。


明朝に登山口まで向かいます。近づくにつれて二人は思いました...


雪すごくない!!!!!


残雪どころではありません。道路の脇には2mぐらいはある積雪がドッサリと...。


案の定。登山口付近も雪...。残雪山ではなく目の前には本格的な雪山がありました。


とりあえず帰るのはあまりにももったいないので行けるところまで行こうかと歩みますが、すぐに腰まである雪の道が待っていて、装備も服も夏山用なので冷たくこれは無理だな~と思いながらも先に進みます。


東京で雪が積もってもたかが知れてます。なので僕は、腰まである雪を歩くのも見るのも初めての体験でした。登るのは大変ですが、子どもが雪を見ると興奮するように僕もこんなにも積もってる雪をみて興奮しまた楽しんでました。


途中ベンチで腰を掛けて休んでいると一人のおじいさんが下りて来ました。


そして、


君たちどこまで行くの~?ワカンはー?ゲーターは?と質問されます。


雪山用の装備の名前もろくに知らない僕らは、ありません!山頂行けますか?とバカにも聞いてみるが、やっぱりの返答。


ここからはさらに雪が積もってるから装備も経験もないならここで引き返した方がいいぞ~。


5月で雪が普通にあるのは、今では常識でしよそんなのと思う僕ですが、登山を始めてまもなくの頃。良い勉強だったと当時を振り返れば思います。


また、夏山も来たことがなく飛ばしていきなり雪山に行くのも間違いだと感じました。どの山であれまずは偵察としてでも夏山に行くべきだとこの時思いました。


わかりました~。ここで休んで後は下山します。とおじいさんに伝えおじいさんは先に下りて行きました。


僕らも少し休んで下山はシリ滑りしながら下りランチで用意した焼肉を登山口付近で食べて今回の登山は終了しました。


この体験で雪山に魅了されまた歩く技術を学びたいと強く思ったキッカケの登山でした。


この会津駒ヶ岳は二年後の夏に登頂しましたが、またそれは今度お話しします。