青春を山に賭けて msk

登山記録と過去の登山を日記風に綴っていきたいと思います。

初冬単独赤岳テント泊行

高速道路を走り向かう先は八ヶ岳。


去年の終わりに僕とkで日帰りで赤岳に向かったのですが、まさかの寝坊...次の日が仕事だったため行者小屋で断念。惜しくも敗退した山。時間的に制約されたっていうのもあるけど心のどこかで赤岳を目前にして高くそびえ立つ赤岳に怖気ついたのが本心かなと思う。


あれから一年。僕は一人で今向かっている...。


やはりそれには意味があり、僕は正直怖くなったのを去年からずっと引きずっていた。


次こそ二人で落とそうと話していたが、僕はやはり自分が許せなかった。行こうと思えば行けたのに、体力的に技術的に不安が残り前に進めなかった。ようするに精神的に負けたのが八ヶ岳最高峰の赤岳である。


一度こういう事があると困難な厳しい山々に僕は一人で立ち向かう事が出来なくなるのを恐れた。


それを拭いたい気持ちと早く雪山を楽しみたいと僕は車を走らせていた。



途中の大好きなほったらかし温泉に立ち寄り明日の夜は凍える寒さの中なので身体を温める。


勝沼から美濃戸口まで60km...


僕は下道でゴールを目指す。音楽を聞きながら空いている道をドライブするのは、それはそれで楽しい一時。


山麓のコンビニで車中泊をして、次の日の朝6時に出発する。夜中に車が揺れるほど強風が吹いていた...。


その日は、登山指数Cと登るのに適してないとWebでは出ていたが、行けるところまで行って風速30mを体感してみたいと思っていた。もちろん無理はするつもりはない。危ないと思えばすぐに下りるつもりでいた。


八ヶ岳の入り方は様々あるが、僕が取ったのは八ヶ岳山荘まで車で行き、そこから歩いて登山口に向かうルートだ。夏であればその登山口まで車で行けるがWebでは4WD+車高が高いスタッドレスタイヤでないと厳しいと出ていた。


あと少しで八ヶ岳山荘の時。僕は嘘でしょ?と目の前の光景。道が凍結しているのである。


案の定ハマり悪戦苦闘する。しばらくすると後続車がやってきて何台も車がハマる。


一台ずつ皆で押し合い凍結していない所まで出る。


がしかし、また凍結した道路が永遠と続いている。




こうなると林道に止めて行く選択を迫られるが僕はテント泊なので、それはマズいと思う。八方塞がりかとまさかのここでリタイア?と横を見ると


太陽館という建物があったのでWebで番号を調べダメもとで電話してみると


冬季は無料解放してるので好きな所に止めて大丈夫ですよ。と優しいお姉さんが言ってくれる。


捨てる神がいれば拾う神もいる。というのはこういう事でしよ!と林道に止めようとしていた皆さんにも伝え邪魔にならないように綺麗に駐車する。


そして、お気をつけて~とお別れする。


この時間帯は日帰り登山者がほとんどなのでギッシリ詰まった僕のザックでは、一緒には歩いていけない。


八ヶ岳山荘に着いた時には九時半を回っていた。


これでは、密かに今日行ければ赤岳の山頂を行こうと考えていた思惑は消える。


ここから行者小屋までは長い道のり。久しぶりに履いた雪山登山靴。そして雪山装備が増えたザック。


久しぶりの重量にこんなに重い感じだったかな?とすでに負けそうになる。始まってもないのに...(笑)




八ヶ岳山荘には遭難事故の表が張り出されていて意外に多いなあと思う。




僕が目指す赤岳は八ヶ岳では中級~上級者ルートであるが北アルプスと比べると初級ルートに位置付けされている。そのため簡単な山だと思い技術や装備、知識が不十分な登山者が多いと雑誌で読んだ。


赤岳には中級~上級の文三郎ルートや地蔵頭ルート。八ヶ岳最難関の真教寺尾根のルート経由がある。真教寺尾根になると北アルプスでも厳しいルートとして位置付けされている。


他にも阿弥陀岳のバリエーションルート等も赤岳よりも難しく危険登山となる。


こういった情報収集力も登山をする上でとても大切で、わからないことは曖昧にしないで聞くなり調べる事は命を繋ぐ作業に他ならない。


雪山とはそういった遊びであって、僕も行きたいと思っていたが数年は入れなかった世界である。




今年の夏に僕は赤岳を登頂していて、行者小屋までの長い道のりにウンザリしたのを覚えている。


単調な森林の道は飽きる。が雪景色だと楽しくてずっと歩きたくなるのは不思議な心変わりである。



雪山の場合は、汗をかく歩行スピードは厳禁である


汗で濡れた服で寝たり山頂などで強風に吹かれるとたちまち低体温症になり、行動不能となる。もちろん最悪は死に至る。


そのため汗には敏感になり、ちょっとでも暑いと思ったら脱いだり寒いと思ったら着たりで何かと忙しい。




そして、ようやく今日の野営地である行者小屋に到着する。




続きはのちほど...。